野口五郎・板野友美の「東京ナイト・クラブ」はいかがだろうか

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 年賀状の交換は近年ご遠慮させていただいています。ご容赦ください。それでも、ありがたいことに少なくない賀状をいただきます。メールもいただきます。まことにありがとうございます。
 ファン同士のお付き合いをしているS三から頂いたメールに、野口五郎・板野友美が歌った「東京ナイト・クラブ」があるよ、と教えていただきました。
 2017年02月に発売された「野口五郎 風輪」というアルバムにあるんだがということでした。せっかくこのような情報をいただき、早速にあたってみた次第です。
 野口五郎については名前は良く知っているのですが、あまりよく情報を知りません。1982年にフジテレビ「夜のヒットスタジオ」でフランク永井が「Woman」を披露した際に、共演されていたことぐらいです。
 だが、野口がフランク永井を先輩として敬意をもっておられたことは知っています。それがこのアルバムのような形で出たのだと思われます。
 聴いてみました。まず編曲が若い世代用にまったく変化しています。デュエットは元AKBというのだが板野友美。失礼ながらまったく存じ上げません。しかし、野口とともに当時の時代を必死に想像してムード歌謡風に歌い上げているのは伝わります。
 なお、このアルバムは基本的にカバーです。次のような収録曲です。

  01「愛が生まれた日」/ 早見優
    (オリジナル:藤谷美和子・大内義昭)
  02「今だから」/ 信近エリ・小野賢章
    (オリジナル:松任谷由実・小田和正・財津和夫)
  03「愛の奇跡」/ 沢田知可子
    (オリジナル:ヒデとロザンナ)
  04「ロンリーチャップリン」/ LiLiCo
    (オリジナル:鈴木聖美 with Rats & Star)
  05「東京ナイト・クラブ」/ 板野友美
    (オリジナル:フランク永井、松尾和子)
  06「AM11:00」/ callme
    (オリジナル :HY)
  07「別れても好きな人」/ 研ナオコ
    (オリジナル(カバー):ロス・インディオス&シルヴィア)
  08「銀座の恋の物語」/ ひとみ
    (オリジナル:石原裕次郎・牧村旬子)
  09「冬のファンタジー」/ i☆Ris(芹澤優、若井友希)
    (オリジナル:カズン)
  10「もしかしてPARTII」/ 小林幸子
    (オリジナル:小林幸子・美樹克彦)
  11「それぞれの時 another ver」/ 高柳明音(SKE48)
    (オリジナル:野口五郎&高柳明音)

 知っている曲もあります。「銀座の恋の物語」「愛の奇跡」等々。全体として世代の相違を感じます。若い世代は、これをどのように受け止めているのかを知りたいものです。
 だが、このようなアルバムを作ったというだけで、ありがたいことです。
 最近テレビでの歌謡番組をみていると、若い世代の歌謡曲への挑戦があります。新浜レオン、辰巳ゆうと、パク・ジュニョンが出ていました。
 ド演歌のこぶし回しをひかえた歌謡曲ですね。フランク永井らが切り開いたといわれる「ムード歌謡」、恩師吉田正が模索した「吉田メロディー」もそうでした。だが、そうした路線とはやや似ていつつも、独自の歌謡曲を模索しているような挑戦を感じます。
 昔はレコードを売る、CDを売るということに打ち込んだのですが、現代はオンラインでのダウンロード、SNSとかビッグテックのメディアでの拡散というのが主流のようです。
 すると当然歌手の実力、歌の良さが勝負になります。難しい世代ですが、若い世代の皆さんに是非とも頑張って欲しいと思っております。

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このページは、文四郎が2023年1月12日 10:49に書いたブログ記事です。

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