「花のステージ」第3・4集にみるフランク永井

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 SPレコードから、より手軽に聴きやすいSPレコードに切り替わったのは、1960(S34)年で「鈴懸のころ」が最後のSP版です。A面は三浦洸一の「流転」。
 いままでのVシリーズからVSシリーズに変更していきました。そして、それ以前のSPは、VSとして続々さかのぼって発売していきました。「有楽町で逢いましょう」とか「羽田発7時50分」等のヒット曲は優先的に発売されました。結果として、VとSVシリーズが併売されたわけです。
 この時期には後のLP盤にたどり着くまでに、試行錯誤がありました。LPよりサイズがやや小さい10インチ盤がありました。フランク永井の初期アルバムに「魅惑の低音」シリーズがありますが、これが10インチ盤です。14集まででました。この試行錯誤の時代はいまだステレオにはなっていません。LP盤で、技術も整いステレオ時代に突入します。
 この迷いの10インチ時代は、相変わらず流行歌の盛んでした。ビクターからは「魅惑のオールスターズ」が15集でました。他に「花のステージ」(25集まで)「オールスターズ歌の星座」「歌の花束」などが出ているのですがどれほど出たのかは、まったく不明です。
 今手元にあるもので、今回紹介したいのは「花のステージ」です。第3と第4の2枚だけあります。
 いずれも1060年の発売で、10曲づづ入っております。当時コロンビアなどの他のレコード会社からは売れている歌手の主に単独名で「花のステージ」シリーズを出しているのにたいし、ビクターはオムニバス盤でした。
 第3集は、NHKの宮田輝アナが歌の紹介をしています。ビクターが当時売り出したい歌手と曲をアッピールしている感じです。
 フランク永井が市丸、三浦洸一、神楽坂浮子と歌う「東京踊り」が入っています。
 第4集は普通に10曲が入っているのですが、違いがあります。それは、フランク永井に「高原のラブ・コール」が入っています。この曲は時期や局名は不明ですが、ラジオで放送して知られた曲です。
 つまり、シングルで出ていない曲が採用されています。
 リストは後述しますが、ビクター側の採曲基準、発売コンセプトまでは判断できません。
 山本富士子とか津川雅彦といった映画俳優が歌手として歌っているのが目につきます。幾人かは、名も存じ上げない、もちろん歌もです。
 聴いていて声も良く、曲もいいのがあるので、それなりに時代に浸ることができました。

花のステージ第3集
01_帰っちゃいや(藤本二三代)
02_さすらいの舟唄(鶴田浩二)
03_八丈恋歌(愛川ルミ子)
04_むすめ炭坑唄(桝井幸子)
05_東京踊り(フランク永井/市丸/三浦洸一/神楽坂浮子)
06_はぐれ鴎(川ルミ子)
07_知らぬ港の娘さん(佐々木潤)
08_土曜日の夜(山本富士子)
09_花の民謡温泉(明石光司)
10_新ソーラン節(三浦洸一)

花のステージ第4集
01_高原のラブ・コール(フランク永井)
02_銀座の歌姫(藤本二三代)
03_しょってるぜ(川村淳)
04_東京ロカンボ(生田恵子)
05_誕生日の招待(津川雅彦)
06_国境超えて馬車は行く(三浦洸一)
07_黄色い月は今日も出た(朝比奈愛子)
08_からす鳴いてる(天城英雄)
09_青いなぎさ(川村京子)10_おけさギター(曽根史郎)

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このページは、文四郎が2022年7月 4日 16:05に書いたブログ記事です。

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