「永遠のゴールデン歌謡」LP10枚組ビクターファミリークラブ

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 フランク永井の珍しいジャケットを観ました。これは記録に残していないものだと思って、久しぶりで購入しました。
 ビクターファミリークラブから発売されたもので、「永遠のゴールデン歌謡」というLP10枚組の第4巻です。「今日でお別れ」とあり、カバー集です。フランク永井はここで「夜霧よ今夜も有難う」(元唄:石原裕次郎)「暗い港のブルース」(ザ⊡キング・トーンズ)「今日でお別れ」(菅原洋一)の3曲を歌っています。
 盤にはあと6曲収められているのですが、演奏です。ビクターの誇る楽団多彩な楽団の作品です。カラオケとして歌われるのを想定していたものと思われます。この盤は1970年ごろのものと感じますが、発売年の記載がどこにも出ていません。
 ちなみに、第2巻「人生劇場」では「上海ブルース」(元唄:ディック・ミネ)、第6巻「また逢う日まで」では「ラスト・ダンスは私に」(元唄:越路吹雪)、第10巻「わたしの城下町」では「琵琶湖周航の歌」を歌っています。
 いずれも、フランク永井の歌唱力がカバーで発揮された作品です。「今日でお別れ」「上海ブルース」などは、フランク永井の歌唱が、聴いていてい素敵だとよく聞きます。
 カバーされる歌は、歌詞とメロディーが素晴らしいのですね。改めて元唄を聴けば、その歌手でほんとによかったのか、と思う時もあります。歌い方の癖が強かったり、感情の載せ方や、オーディアンスに対する訴求力が弱かったりと、色々感じます。その点、フランク永井は丁寧でありながら、聞かせる曲として完成した歌い方をしています。
 歌詞やメロディーに対する解釈する深さが、自然と持っていたのかもしれません。
 第4巻のトラック2は「爪」です。これを松尾和子が歌っています。歌唱については定評がある松尾和子なのですが、「爪」(元唄:ペギー葉山)はいけません。とにかく、ミスキャストです。
 「爪」といえば、平岡誠二の作品で、「あいつ」(元唄:旗照夫)とペアとも言ってよい作品で、フランク永井の歌唱は群を抜いています。ぜひ機会があれば聴いてほしいです。
 平岡がペギー葉山に思いを寄せながらも、ペギーに受け入れてもらえず、その際のこころの動きを作品にしてペギーや旗照夫に歌わせています。
 素晴らしい作品だけに多数の歌手がカバーしています。最近聴いたのでは、うならせたのは秋元順子です。秋元は歌のポイント、コツを本能的に得ています。秋元はどのような歌を歌っても感心させられます。最近は、フランク永井の曲と合わせて、秋元のカバー集をよく聞きます。

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このページは、文四郎が2022年5月 7日 17:35に書いたブログ記事です。

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