1970年頃の台湾版のPONYカセット「フランク永井名曲集」

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 台湾はフランク永井のファンが多いことで知られています。今でも、若い歌手がフランク永井の残した名曲をカバーしているのをyoutubeで楽しめます。
 最近に新たに入手したカセットテープがあります。それはPONYの現地法人が、正式に発売した製品のようです。
 いままで、ビクターが国内で発売したレコードに「NIVICO JVC」のシールを貼って輸出していたことは紹介しました。また、多数の「海賊版」と思える、怪しいレコードやテープも紹介してきました。
 だが、現地でオリジナルに正式版を発売した商品というのは今回の商品で、私は初めて目にしました。
 表題で「フランク永井名曲集」と書きましたが、写真のように「法蘭克永井名歌専集」「フランク永井主唱ー最新日本歌曲」「FRANK NAGAI AT NIGHT CLUB」とあり、いったいどうなっているのかわかりません。
 フランク永井は「法蘭克永井」と漢字では表記するのだと気づきました。
 カセット・ケース上部には「波麗音楽帯」と書かれていますが、よくわかりませんが、PONYの現地名称のようです。
 さて、内容はフランク永井が当時流行の歌謡曲をカバーしたもので、12曲が納められています。

01.生きがい(フランク永井-由紀さおり)1970
02.影を慕いて(フランク永井-藤山一郎)1932
03.あいつ(フランク永井-旗照夫)1960
04.ウナ・セラ・ディ東京(フランク永井-ザ・ピーナッツ)1964
05.女の意地(フランク永井-西田佐知子)1965
06.夜霧よ今夜も有難う(フランク永井-石原裕次郎)1967
07.ベッドで煙草を吸わないで(フランク永井-沢たまき)1966
08.嘘は罪(フランク永井)1936-1964
09.フランクの夢は夜ひらく(フランク永井)1974
10.赤坂の夜は更けて(フランク永井-西田佐知子)1965
11.ラスト・ダンスは私に(フランク永井-越路吹雪)1961
12.グッドナイト・スイートハート(フランク永井)1936-1955

 曲はすべて、日本でのカバー・アルバムに入っているので、新たな曲があるわけではないのですが、聞いてみると、編曲が異なっています。このテープ用に吹き込みをしたようです。
 フランク永井はビクター専属でしたが、以前にも紹介しましたが、PONY製品の多くは新たに吹き込みをしています。この商品が、日本でも発売されたのかは定かでありませんが、きっと、テープか8トラで出されているのではないでしょうか。まだ、見たことはありませんが。

 曲で比較的レアなのは、一つは由紀さおりの歌った「生きがい」と「フランクの夢は夜ひらく」ではないでしょうか。
 前者は、1971年にカバー集「琵琶湖周航の歌」で歌っています。後者は、1974年の「デラックス20フランク永井~夜のムード」というテープ商品で歌っています。このテープの後で発売されたようです。なお、そのテープには「夜は恋人」というのも納められており、ビクターからはいずれも出ていない曲です。
 「嘘は罪」(It's A Sin To Tell A Lie)は1936年にできた有名な洋楽で、フランク永井はずいぶんと歌ったようです。最初にレコードに入ったのは、第1回労音公演アルバムです。
 「グッドナイト・スイートハート」はデビューした年(1955)に出した2枚目のSPです。
 とにかく、新たなアレンジ、新たなバンドによる歌唱なので、それなりに新鮮な歌唱を楽しめます。
 「夜霧よ今夜も有難う」は、ビクターから出ているフランク永井のカバーでもいくつかのバージョンがありますが、ここので歌唱もなかなか聴かせます。
 まあ、珍しいということでは、おもしろい商品ですが、トータル的には、寺岡信三、近藤進といった編曲の名人の手によるビクター・オーケストラ演奏での歌唱が、やはり耳慣れして、安心して聴ける感じがします。

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このページは、文四郎が2021年12月 6日 12:03に書いたブログ記事です。

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