続フランク永井発売されたCDの紛らわしさについての考察

| コメント(0) | トラックバック(0)
mx20211129.jpg

 「フランク永井発売されたCDの紛らわしさについての考察」を前回紹介したら「確かに紛らわしいな。わざと混乱させているのか」という声がありました。
 そんなはずは、さすがにないよ、と答えたのですが、心の中では、すっきりしたわけではありません。それは「ベスト★ベスト」以外にもあり、1965年ごろのレコード・ジャケットにもあるからです。
 レコード・ジャケットについては、その筋では知れている事実です。
 ご覧のように「1964:SV143-男なら」「1965:SV-194-アコちゃん」「1965:SV-207-妻を恋うる唄」「1965:SV-253-熱海ブルース」の4点は明らかに紛らわしいです。「アコちゃん」だけは背景をオレンジにしている点だけ、区別されているといえば、言えるかな、ということです。
 翌年の「1966:SV-353-ひとりぼっち」「1966:SV-364-君待てども」という2点も、写真を掲げていなくてすみませんが、ほとんど同じ構図のジャケットです。
 もちろん、他にもあやしいのがあるのですが、それはパスします。
 CD化は1980年ごろから本格化するのですが、フランク永井については、現在確認できる最初のものは「1984-:VDR-17-フランク永井スーパー・コレクション」です。
 この次に出たのが「1985:VDR-1091-フランク永井全曲集」です。このジャケットがややこしいのは2009年にSONY CD倶楽部から出された「CTH-1008-フランク永井」です。ご覧のように、写真が左右逆(裏がえし)かもといわれてもし方ないような使用をしています。
 わずか、微妙にことなるような雰囲気はありますが、そんなのアリなのでしょうか。それからさらに数年経過した2015年に「MIVE-3067-もっとフランク~ベスト・オブ・フランク永井」がリリースされました。これは、最初のジャケットと同じデザインになっています。

 データ・ブックの資料を整理していて、実は最も確認に困ったのは、写真の真ん中のCDです。
 COREZO!シリーズの「ベスト」と呼ばれているのは「追悼盤」として、亡くなったのちにリリースされています。
 だが、これが最初に発売されたのは1995年10月のようです。フランク永井のまさにベスト盤として20曲収めたものです。ビクター側は、フランク永井の「ベスト」はこれが決定版で、以後これをニーズに合わせて、再販でだしていこうと考えたのではないかと、勝手に察しています。
 同時期にカセット盤も出たと思われますが、手元にあるのは1999年のものです。
 2回目のCDは「1996:VICS-60052」です。見違いなら訂正しますが、ビクターが使用しているVICLと違っています。理由は不明です。その後「2004:VICL-?」「2005:VICL-41246」と出ているのですが、他にもあるかもしれません。
 つまり、この決定版はジャケットになぜか盤IDが印刷されていません。購入時の帯と背にあるだけです。背にあるからいいや、とも言えますが、ほんとの意図はわかりません、
 レコードもそうですが、最初の発売日をあいまいにする傾向があった時期がありました。理由はレコード店に発売から何年か経過したものが残っていても、古さを感じさせないためかと思います。
 しかし、在庫の関係は簡単ではないようで、メーカーは同じ盤IDで増産するケースと、完全に同じデザインでありながら、盤IDが新たにつけられて再販するというケースがあるようです。
 結局、正確な理由はわかりません。

 購入するユーザーにしてみれば、CD自身は古くならないし、曲は同じだし、複数を購入して比べる必要性もないし、どうでもいいようなものかもしれませんが、私のように「整理」の目的があるものには、困惑が残ります。
 フランク永井が1985年に「自殺」行為で実演に終止符を打ったがために、マスコミはフランク永井を封印してしまいました。この雰囲気は、1986年以降の見通しとして、ニーズは急激に減る一方だろうな、と見込んだ節があります。
 その場合の決定版をまとめたのがこの盤だったのだろうと推察します。が、しかし、実際にはファンからの要望は、簡単に耐えるようなものではなかったのですね。
 表の社会では封印されていても、ニーズは続いていたようです。レコード会社では、ゆえにうれしい悲鳴をあげならが、次つぎと毎年何枚かの新製品を出していきます。
 だが、残念なことは、フランク永井のベストを超える、つまり、フランク永井の魅力を広げていくような企画ではなかったことです。PLアルバムのCD化による再販とか、先のベスト20曲のトラック番号を変えたり、8~18曲程度に採用数を変えるとかのことし化していません。
 ユーザーが希望する、フランク永井のカバー曲や埋もれたレア曲など、どれを聴いても同じものでない曲の積極的な掘り起こしでした。
 これは、2007年ごろの封印解除を境に、ビクターも真剣に対応していく姿勢になります。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://frank-m.org/mt-new/mt-tb.cgi/703

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、文四郎が2021年11月29日 13:07に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「フランク永井発売されたCDの紛らわしさについての考察」です。

次のブログ記事は「1970年頃の台湾版のPONYカセット「フランク永井名曲集」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。