五木ひろしが歌う「公園の手品師」はいかがだろうか

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 フランク永井の歌を多くの歌手がカバーで歌っていることは、たびたび紹介してきた。五木ひろしがいくつかの曲をカバーしてきたことも記した。
 1984(S59)年「いま、生きている...新たなる感動~霧子のタンゴ」が最初。これは尊敬する吉田正との初めてのジョイント企画。五木は徳間ジャパン所属なので、ビクター専属の吉田正との共同プロジェクトで、普段はありえない組み合わせが実現した。
 このときは、星野哲郎作詞で「法師の宿」。吉岡治作詞で「銀座シティ・エアー・ターミナル」が歌われた。「銀座シティ・エアー・ターミナル」では吉田正が仮想・空想の世界で登場させた「霧子」が登場した。「霧子のタンゴ」は後に「霧子のタンゴⅡ」に成長したが、その後継を思わせる歌であった。
 五木はその後1997年にやはり吉田正に敬意を表して「吉田正作曲生活50周年記念吉田正作品集「有楽町で逢いましょう」をリリースした。このときはすでにCD時代で、いくつかを吹き込みなおしたりして、吉田正が残した印象的な作品をそろえている。さらに、2004年に五木自身の芸能40周年を記念して「哀愁の吉田メロディを歌う」をリリースしている。
 五木はデビュー当初からフランク永井のものまねを番組でやり、その技量の巧妙さに定評をもっていた。もちろんフランク永井ばかりでなく他の多くの歌手のものまねがうまく人気だった。ものまねでひいでていると、自分の個性が隠れかねないが、彼は執拗に「五木節」を通している。個性、持ち味として、ひとりの歌手の生命線でもある。
 ものまねがうまいということは、対象の歌手の個性を見抜くために絶え間ない研究と鋭い視点が求められる。ただのいい加減なまねごとの域では抜きんでた評価はえられない。五木のこの研究姿勢はその後の彼自身の大きな財産となる。その後歌番組での司会などで、いかんなく、その時の交友と他にまねのできないエピソードを披露する。今では演歌界の大御所に君臨していると言っていい。
 さて、話は戻って、最初の吉田正とのジョイントを組んで作ったLPとやや内容が異なるカセットテープ版を入手した。LP版とおなじく12曲が収録されていた。ややトラック順が異なるだけだった。手に入れたのは、もしかしてLP版にはない曲の収録が入っているのではと期待したこともあって。
  01 夜霧の第二国道/02 好きだった/03 落葉しぐれ/04 中山七里/05 法師の宿/
  06 江梨子/07 公演の手品師/08 哀愁の街に霧が降る/09 伊太郎旅唄/
  10 有楽町で逢いましょう/11 霧子のタンゴ/12 銀座シティ・エアー・ターミナル
 五木の上記で紹介した3つのアルバムでは、いくつかこの初版にはない曲を加えている。
  おまえに/いつでも夢を/東京ナイトクラブ/異国の丘/潮来笠
 この5曲だ。通算して、フランク永井の曲に限れば、6曲ということになる。五木はテレビの歌番組でもフランク永井の曲のカバー歌唱を行っている、「おまえに」「有楽町で逢いましょう」「霧子のタンゴ」。そして「君恋し」などは、youtubeでも楽しめる。「公園の手品師」はLPとテープ版で楽しめるのだが、なかなかいいではないでしょうか。

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このページは、文四郎が2020年2月29日 14:47に書いたブログ記事です。

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