鳴海日出夫偲ぶ会で「妻を恋うる唄」「初恋の詩」が歌われた

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 11月10日「鳴海日出夫先生を偲ぶ会」が催された。
 フランク永井ファンでは、鳴海日出夫をあまりご存じでない方も多いと思う。鳴海は「りんどうの花咲けば」が有名。TBS系連続ドラマ『鞍馬天狗』主題歌「鞍馬天狗のうた」は耳にしたことがあるかも知れない。コロンビアの歌手である。
 歌唱は抒情歌や唱歌をイメージさせる。ラジオ歌謡では欠かせない実績を残され、毎年開催される東京ラジオ歌謡を歌う会では常連であった。デビューは1953(S28)年だが翌年の「東京の恋唄」がヒットして人気を得た。
 しかし当時この分野で先行して実績で勢いのあった歌手は岡本敦郎。「白い花の咲く頃」などは誰もが知る。同じコロンビアでどうしても重なることから、裏に回ることが多い。
 筆者も詳しくは何も知らないが、後年、氏の人柄で多くの人をひきつけ、歌の指導などで実績を重ねてこられた。2016年の暮れに86歳で亡くなられた。こころからご冥福をお祈りいたします。
 当日の催しは、東京都北区に足場をもってきたことから、鳴海教室の主催に、ラジオ歌謡を歌う会や北区の文化振興財団、教育委員会、社会福祉協議会などが共催・後援して行われた。
 鳴海の歌唱曲(レコードで残された曲目)14曲、鳴海との接点で指導を受けたなど思い出深い歌18曲、ラジオ歌謡で親しまれた曲13曲、鳴海が作曲した曲7曲が、次々と披露された。
 当日のプロのゲストは川村正幸。4曲披露。鳴海が教室で最後の指導になったという5曲。エンディングは鳴海作曲の「聖火を迎えて」。そして全員で「東京ラプソディ-」という流れ。
 当日鳴海を追悼するという意味で60曲を超える曲が歌われた。その中で、フランク永井の曲が登場したのは、まず、思い出の歌のコーナーでの「妻を恋うる唄」。歌われたのはビクターの歌手祝太郎。ご高齢とはいえ、この長めの曲をみごとに聴かせてくれた。会場は曲のすばらしさもあるが、さすがプロの歌唱というのに耳を傾け、大きな拍手が起こった。
 次は鳴海の最後のレッスン曲で、鳴海の一番弟子ともいわれる浅野洋子の「初恋の詩」。これもみごとな過少であった。浅野は地元の「歌手」としても人気で「流れ星」(鳴海作曲。浅野作詞)を発売している。
 著者は知人がラジオ歌謡の関係の研究者でもあり、ご本人はここでも歌っていることもあって、鳴海の偲ぶ会に出向かせていただいたもの。フランク永井とは分野が異なる鳴海の世界に接しての感動もさることながら、フランク永井の歌曲が2曲も、しかもプロの歌手のすばらしい歌唱に接して、大変うれしかった次第。

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このページは、文四郎が2019年11月16日 13:23に書いたブログ記事です。

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