フランク永井・松尾和子の魅惑のゴールデン・デュエットの最高傑作「東京ナイト・クラブ」

| コメント(0) | トラックバック(0)
mx20191005.jpg

 大人の人気デュエット曲は数多くあるが、その走りはやはり「東京ナイト・クラブ」。1959(S34)年で、これは松尾和子のデビュー曲。なかなかよくできた曲で、当時はこのような都会の大人の男女のムードを扱った曲がなかっただけに、大きなヒットとなった。ビクターの名コンビであった佐伯孝夫と吉田正の名曲。この後数多く歌われるだけに、ステレオ化され優雅で奥行きある編曲が多数された。初期の編曲は小沢直与志。
 「東京ナイト・クラブ」にならって、テイチクは石原裕次郎に「銀座の恋の物語」を唄わす。裕次郎人気もすごい時代で、たちまち大人気曲になり、両曲そろって都会の大人の社交場であるナイトクラブ、キャバレーが普及していった。
 ビクターはフランクと松尾の人気が高いのを追うように「魅惑のゴールデン・デュエット」と命名した。「国道18号線」(1964年)を出していく。ドラマの主題歌にも採用され、ヒットするが「東京ナイト・クラブ」には及ばない。このコンビでカバーを含んだLPを後に出す。「魅惑のゴールデン・デュエット」として2枚リリースされた。フランク永井と松尾和子の魅力が、余すところなく盛り込まれている。
 二人が残したデュエット曲はおよそ30曲ほどあるのだが、残念なことに知名度は「東京ナイト・クラブ」と他の曲では圧倒的な差がある。同じことだが、フランク永井のデュエットで残されている映像にも言える。まあ、半世紀以上もまえのことだし、仕方ないのかもしれない。
 フランク永井と松尾和子の歌う「東京ナイト・クラブ」はテレビでも相当流されたので、数えられないが10本は超えているだろう。時代が流れ、その後の歌手たちが数多くこの曲をカバーしている。このブログで何度か紹介してきたとおりである。
 そんなことから、いくつか、他の歌手によって歌われた「東京ナイト・クラブ」を続編でいくつか紹介してみたい。
 フランク永井自身が松尾和子以外の歌手と歌った「東京ナイト・クラブ」がいくつかある。島倉千代子、青江三奈、岩崎宏美、生田悦子。
 このデュエット曲が単独でつまり相手なしで歌っているのは青江三奈。これは珍しい。
 有名なのは「東京ナイト・クラブ」を「銀座の恋の物語」を2回目の吹き替えで組んだ八代亜紀と歌っていることだろう。その八代亜紀は藤田まことと山川豊と歌い、山川はさらに藤あや子と。
 五木ひろしは石川さゆり、木の実ナナ、五輪真弓、伍代夏子とコンビを組んだのが残っている。伍代夏子は千昌夫と冠二郎と歌っている。最近歌謡番組によく顔をだす高橋英樹は長山洋子と神野美伽と歌っている。瀬川瑛子は竹島宏と宮路オサムとのデュエットを残している。山内惠介は川中美幸と。川中は吉幾三と。サザンオールスターズの桑田佳祐は昭和歌謡をたたえるアルバムで原由子と歌ってる。
 ここまでしりとりのように紹介してきたが、以下はダブりのないコンビで歌っている。
 ヒデ/美咲
 橋幸夫/古都清乃
 三山ひろし/水森かおり
 三條正人/田代美代子
 鳥羽一郎/林あさ美
 湯原昌幸/キム・ヨンジャ
 藤原浩/門倉有希
 武田鉄也/谷村新司
 北山たけし/田川寿美
 北島三郎/水前寺清子
 里見浩太郎/都はるみ
 徳光和夫/おかゆ
 氷川きよし/石原詢子
 三善英史も歌っているのだが、相方について分からない。また、相手自身を次つぎに変える趣向で、五木ひろし/森進一/五輪真弓/河合奈保子と歌うのも残されている。
 とうぜん、もっと存在しているのであろうが、これらは手元のメモに残っているものだけである。
 実は文四郎の大変親しい方が「ひとり『東京ナイトクラブ』」の名人がいて、何とか露出をと考えているのがある。男女のパートを一人でやる。薄暗いカラオケ室で、相方としてマイクをもってダミーを演じても、誰も気づかないという芸。だから、露出となるとバレちゃうし、露出しなきゃこの芸が認める場が限られるしで、そうとう長い期間悩んでいる!?
 「東京ナイト・クラブ」はあまりに有名なだけに、たいがいの歌手は知っているので、特別な練習もなく歌うという流れが多いせいか、歌唱そのものには期待できない。気楽な余興というところだ。
 余談だが、先月BS-TBSの番組「甦る昭和の名曲3時間スペシャル」というのがあった(2015年の再放送)。ひさびさのカバーで感動を得たのは美空ひばりの「愛燦燦」をメイJが歌ったときだ。彼女が歌うまなのは知っているが、このときの歌唱はすごい。多くの歌手のカバーを聴いてきたがメイJの「愛燦燦」は絶賛であった。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://frank-m.org/mt-new/mt-tb.cgi/592

コメントする

カテゴリ

このブログ記事について

このページは、文四郎が2019年10月 5日 16:05に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「フランク永井、AIでのそっくりさん復刻をファンは望むか? それとも楽しむ?」です。

次のブログ記事は「「AIでよみがえる美空ひばり」番組いかがでした。取り組みはすごい」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。