第23回東京ラジオ歌謡音楽祭にフランク永井と共演した真理ヨシコがゲスト熱演

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 例年この時期に公演される「東京ラジオ歌謡音楽祭」。5月26日第23回が催された。およそ4時間超、のべおよそ50名が熱唱、満員の観客をうならせた。
 戦後日本の復興を歌でささえたひとつの人気番組「ラジオ歌謡」は、現在も熱心なファンが健在で歌を継いでいる。ラジオ歌謡は清廉が特徴で、他の歌番組とは色合いがやや違っている。八洲秀章や小関小裕而らが作曲では有名だ。
 この催しに毎回のようにゲストで出演していた鳴海日出夫はご高齢にもかかわらず、清らかな歌唱で人気をはくしてきたこられただ、一昨年に亡くなられた。今回はそれをしのぶコーナーが特設され「りんどうの花咲けば」「ポプラに歌う」「高原の旅情」「月日は遠く」が、東京ラジオ歌謡を歌う会の代表的メンバーで歌われた。心からのご冥福をお祈りいたします。
 伴奏はエレクトーン演奏家の長谷川幹夫。一台のエレクローンで迫力あるシンセサイザー演奏が楽しめた。
 中休みを挟むのだが、一年間の練習の成果を大披露。出演者の多くはご高齢者だが、その喉の鍛え方にはいつも感心する。歌を思いっきり歌うということが健康維持に大きな効果があることを証明しているかのようだ。もちろん、写真のように小学生にも満たない児童も歌っているのが、実にほほえましく、未来をたのもしくさせる。
 さて、今回のゲストは真理ヨシコ。真理は初代のNHKの歌のお姉さん(おかあさんといっしょ)。4曲歌ったのだが、さすがプロの歌手と誰もがうなずくパワーを示してくれた。
 筆者が真理ヨシコを知ったのは、フランク永井の曲でだ。デビューして10年にも満たないときに、詩人谷川俊太郎や作曲家服部公一らとの連携で、子供向けの歌をいくつか歌った。
 そのひとつ「赤ちゃんは王様だ」(赤山勇作詞、三木鶏郎保作、三木鶏郎作曲)は大当たりで、日本レコード大賞歌唱賞を得た。大賞を逸したのは、梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」の人気に及ばなかったため。だが「月火水木金土日の歌」が前年の日本レコード大賞作詞賞を受賞している。
 この「月火水木金土日の歌」でフランク永井がいっしょに歌ったのが、松島みのりと真理ヨシコ。フランク永井の初めてのリサイタル(1963年)でも3人で歌った。この時の写真(中央。その右が今回の催しで熱唱する真理ヨシコ)が残されている。
 フランク永井の子供向けレコードはいくつかあるのだが、実は大変入手しにくいのだ。すでに半世紀以上もまえのことというので、当たり前といえばそのとおりなのだが、やはり歌手のもつ個性や色合いが、世に売り出したいとするものとことなるものだったことが察せられることだ。
 今なら、その歌手の幅広い方面での実力の一つとして、むしろ利用する素材にするところなのだろうが、そこが時代の相違ということかもしれない。ちなみに、子供向けのLP「フランクおじさんといっしょ」(1962年)が出ている。写真は同名のソノシート(ビクター・ミュージック・ブック)。
 「月火水木金土日の歌」で共演した松島みのりは主にアニメ等の声優で大活躍している。お二人にはこれからもお元気で励んでほしいと思うところである。

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このページは、文四郎が2019年6月 1日 12:28に書いたブログ記事です。

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