映画「君恋し」の鑑賞がU-NEXTで可能に。珍しいポスターとともに紹介

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 映画「君恋し」が1962(S36)年に劇場上映された。以前に触れたが同名の戦前版は1929(S4)。いぜれも日活の製作であるが、DVD化発売はされていない。
 この映画があるとなると、見たいのは人情というか、ファンの望みだ。戦前版はともかく、フランク永井自身も登場する戦後版はどうしても見れないのか、と思って、いろいろと探してみると、何と有料の最大級のNET映画サイトであるU-NEXTでリストにあがっているというではないか。
 これは観るしかない。ということで、鑑賞にトライしてみた。このサイトをご覧の方は、そのようなサイトを利用している方が多いのかもしれないが、筆者はまったくの初めてゆえに、どうするかに戸惑った。
 サイトの紹介を見ると30日間、最初は無償だとのこと。通常は月1990円とちょっと手は出ない。だが、映画やドラマをよく楽しもうとする人で契約を継続する場合はポイントと称する無償特典を付けているようで、他の同種のサービスと内実変わらないのかもしれない。映画を劇場に1回見に行くか、ネットで好きなのを何本も見るかなのだが、ビデオショップから借りるというのもあり、悩むところかもしれない。
 筆者の場合は、そうとう偏っていて、映画館にもレンタルショップにも決め打ちでお世話になるパターンだ。
 まあ、それはどうでも、これを利用して「君恋し」を鑑賞した。
 フランク永井の記録を確かめるというのが目的で、映画そのものの出来や価値をみる視点ではなかった。だが、この機会に真剣に見てしまった。原作は「君恋し」作詞の時雨音羽。モノクロで68分。
 やはり「流しの高井」役で登場するフランク永井に目が行く。ドラマでの役としては少しも重要ではないのだが、チョイ出で当時の雰囲気をよく出している。主題歌でもある「君恋し」を歌う。挿入歌としても歌われ、メロディーが流れる。
 デビュー間もないフランク永井の若々しさ、だが当時から叔父さんの雰囲気だったのだが、やはり若い。ここでの演技はさておいても、なかなか貴重な容姿を残してくれたものである。
 映画の内容は恋と別れだ。看護婦役の清水まゆみがケガした小高雄二の面倒をみて、互いに愛が芽生える。だが、小高には勤務する社長の娘といういいなずけがいる。
 退院して東京へ帰った小高はいいなずけとの関係を見直す。つまり気持ちが離れていく。だが彼女の結婚への決意は固い。
 看護婦をやめて清水は上京し、小高を訪ねる。小高の母が応対しいいなずけがいることを明かされショックに打ちひしがれる。叔母がマダムをつとめる銀座裏のバーで一時的に働く。ここで詐欺師が優等生係長の顔をして清水に結婚を申し込む...、ということで展開していく。
 清水と小高に愛が戻りそうになりながらも、いいなずけがヤケで死亡したことから、その責任も感じて清水が去っていくという物語だ。
 まあ、清楚な清水の恋の悩みなのだが、現代の若い男女のそれに比較してみると、ありそでなさそでちょっと違うような、というドラマだ。それがDVD化にいたらない理由なのかもしれない。
 ということで、およそ1時間の気分の切り替えになったという次第。興味のある方はご覧になったらいかがだろうか。
 劇場公開された当時は、今は時めくフランク永井の「君恋し」の映画化とあって、全国的にそうとう鑑賞されたようだ。それを裏付けるのは、記録されているポスターの種類。このサイトで何度も取り上げてきた5枚に今回掲載した1枚を加えて6種ある。フランク永井はうち2枚に出ている。それだけ宣伝もされ観られたと言える。
 ちなみに、筆者はまったく見ていないのだが「君恋し」は、この映画から14年後の1976(S51)年にテレビドラマ化されている。TBS花王愛の劇場という昼ドラ。このときの「君恋し」を主題歌で歌ったのは由紀さおりである。

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このページは、文四郎が2019年3月16日 11:02に書いたブログ記事です。

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