大映映画「有楽町で逢いましょう」のDVDが届いて早速鑑賞

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 待ちに待ったDVDが届いた。内容は映画館でみたままなのだが、テレビで寝転がって鑑賞するのもいいものである。
 DVD化は、現在というか本日から開催されている上映企画『京マチ子映画祭』に合わせて、発売されたもの。(3月21日まで)
 ここであらためて説明するまでもなく、1958(S33)年の新年に封切りされたもの。レコードは前年11月に発売された。大阪のデパート「そごう」が有楽町駅気前に進展してくるイベントに、平凡、テレビ、映画、ビクターが統合大企画を実現しての大イベントの一環だった。
 特に、三浦洸一へという歌の要請(当然だが他の歌手名も候補として押されていた)にもかかわらず、恩師吉田正が、あえてフランク永井を推し、大ヒットになったものだ。
 映画では、開始とともにいきなり、フランク永井が登場して歌い始める。階段をゆっくりと降りながら「あなたを待てば雨が降る...」と唄う。1番を歌い終わらぬうちに映像はタイトリングに変わっていく。。。
 後にフランク永井は舞台でのトークで、わずか1分にも満たない自分の姿と歌を、場末の映画館で密かにみたが、はずかしくて目を覆うほどだったと述懐している。
 だが、いま改めて観るとこれは貴重だ。そもそもまだまだモノクロ時代に、この映画はきばってのカラー作品。しかも時期的にフランク永井が全国区に躍り出ることを誰もがまだ知らない時期の映像となった。白いスーツ姿が実に初々しいのが印象的。
 フランク永井の音声としては後半でも流れる。いつも触れることだが、レコードにない4番ともいえる歌詞で歌うのを楽しめる。
 さて、今回のDVDは、最初に触れたように、京マチ子映画祭の一環だ。大映の誇る大女優の一人である。新聞でも前半の広告がでている。劇場での有楽町...の上映予定は後半で、3月11日、14日、19日、21日の4回。映画館での鑑賞がたのしめるので、可能な方はぜひ訪れてみてほしい。
 「羅生門」「雨月物語」といった芸術色の高い作品でどうどうたる演技をしている。大映が有楽町...に彼女を主役にあて、当時売り出し中の菅原謙二、川口浩、野添ひとみのコンビをだしているところに、力のいれているのが伝わる。
 ということで、フランク永井のデビューして初めてのヒット曲「有楽町で逢いましょう」の記念的な作品に、うなずきながらの鑑賞でした。
 写真左は冒頭のシーンと撮影現場のスチール。右は、映画ポスター3点。横長など珍しい版のポスター。

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このページは、文四郎が2019年2月23日 12:48に書いたブログ記事です。

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