フランク永井はユーチューブの世界で今も健在

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 YouTubeの世界はともかくすごい。有象無象がひきめきあっている。あらゆるジャンルのことが、雑然とひろがっていて、深みに入ると蟻地獄のような様相になる。目的を忘れてしまいそうになるので、筆者は特定の面でしか付き合わないようにしている。
 「フランク永井」と検索してみたら、そこにはとてつもない数がアップされているのがわかる。目的は、聴いたことのないフランク永井の歌の発見であり、フランク永井の映像遺産の発見だ。
 フランク永井の残した歌についてはすでにほぼ明らかになっていて、その歌もレコード、カセット、CDでほとんどを楽しむことができるので、新発見は期待できない。だが、ついチェックしてみたくなる。
 映像はテレビ番組に出演した際の切り出しだが、相当数がアップされている。しかしテレビで歌うのは基本的にフランク永井のヒット曲に特化されているので、珍しい曲を歌うというのがないために、舞台の違いでしかなくなるが、まぁ仕方ない。
 しかも、映像では歌を丁寧に三番歌詞まで紹介することなどはまずない。それは映像単価が高く有効に流すということが優先されて、長くて二番まで、酷い場合はイントロ無しや途中だけのいわゆるブチギレで、そっけない。
 フランク永井がメインで登場した番組はいくつか過去にあったが、それらはほとんど再放送されたようだ。これはテレビ局の大事な資産だからYouTubeで観ることはほどんどできない。観れるのはあくまで歌うシーンだけの切り出しだ。
 これも本来はテレビ局の著作権がともなう遺産なのだが、完全にシャットアウトするのは難しいようだ。申請して止めても雨後のタケノコのようにアップされるのに追いつかないのだろう。また、番組や局や曲の宣伝になっている側面もあり、痛しかゆしといった背景もある。
 さらに、ファンが聴きたい、観たいといったときに、それが容易な形でレコード会社や版権の所有者がファンに提示できていないという面もあって、YouTubeがそれを埋めているというところもある。
 また歌の世界では歌手が自らの歌を広く知らしめたいがために、積極的にYouTubeを利用することもある。いったん社会のインフラのひとつとしての存在が定着してしまうと、ルールは実態の後追い状態になる。
 さらにフランク永井の世界についていえば、カラオケだ。
 フランク永井の歌のカラオケについては、一番のネックとして挙げられるのはカラオケ演奏の数が少ないことだ。カラオケ提供の会社からのものも限られている。リクエストを出しても容易に実現する状況にはない。
 それでも、ファンの熱意というのはあなどれなく、オリジナルの演奏を作ってそれを提供したり、それをバックに自分の歌唱のノドを聴かせたりという映像もある。フランク永井モノではビクター本体からの新カラオケは途絶えたようだが、カラオケ提供会社からぽつりぽつりと新たにリリースされている。それに、一般からファンが用意されて登場する。
 それらの全数は十分につかめていないが、演奏ということではすでに160曲を越しているはずだ(実際にカラオケ演奏として使えるということではない)。
 YouTubeでのカラオケでは大事なのは、背景の映像と歌詞の表示だ。カラオケ提供会社からのものはそのあたりしっかりしている。一般作成にはこれは大きな壁だ。
 YouTubeでのフランク永井モノの映像はカラオケもそうだが、曲についても実演で歌うもの以外に、レコードやCDからの歌唱に独自の背景映像をつけるのだが、その品質が高いものも相当数流れている。
 かつて「フランク永井専門チャンネル」というのを紹介したことがあるが、以前らか圧倒的な数と広さを誇っているのが「ロッキー劇場」関係だ。フランク永井の関係だけで百数十を常に提供している。全部オリジナルの制作だ。ファンとしての熱意の結晶で、たいへん敬意を感じている。
 「ロッキー劇場」のフランク永井モノはそのほんの一角に過ぎない。フランク永井のウォチャーの一人としてみてみても、音源の豊富さやカラオケでもそのレアさは断トツなのではないだろうか。
 興味のある方はぜひとも訪れてみてほしいと思ってふれてみた。

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このページは、文四郎が2018年4月14日 12:18に書いたブログ記事です。

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