長時間歌番組を観るのは辛いが、けっこう楽しめた「懐かしの昭和メロディ」「昭和40年代50年代売上ランキング」

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 何故かこの季節長時間番組が多い。歌番組の長時間の特番が組まれる。フランク永井ファンとしては昭和を振り返る歌番組には、そうとう偏向していない限り出るはだ、などとやや偏向した思いで見てしまう。
 長時間にしないとある程度まとまった番組にできないのもわかる。曲の味もへったくりもないようなブチ切りはやはり耐えられない。機関銃のように数を流せばと考える番組製作者には視聴者のこと(気持ち)を考えているとは思えない。惰性で作り、年寄りに一方的に押し付けるぐらいなら、やめてほしいものだ。
 長時間なので酒と肴を横に置いて、言いたい放題をブツクサ言いながら観るしかない。昭和の時代の若かりし頃の自分の生活体験や思いを、ツラツラと連想するのを楽しむしかない。何とも不健康なのだが、今回はやや番組の変化をみた。
 ひとつは、テレビ東京の「懐かしの昭和メロディ」で「うたハチ」の宮本松丸アナの司会によるもの。昭和歌謡を総覧できるという番組で、並木路子「リンゴの歌」から始まる。これは録画保存に値するそうそうたる歌手の代表曲が映像で甦った。
 もちろん、ここにはフランク永井映像もちゃんと登場した。フランク永井が舞台を降りた1985年に放送されたときの貴重な映像だ。ここではレコード大賞を得た「君恋し」が正統な歌唱で観賞できた。
 ゲストで幾人もの現役の歌手が登場して、当時のさまざまなエピソードが語られるのだが、これも楽しみだ。特に今年は司会の宮本のリードがうまく、青木光一やペギー葉山からのトークが光った。
 青木光一の89歳というお歳もさることながらいきいきしていた。フランク永井の恩師吉田正とおなじように、彼もシベリア抑留経験者だ。その苦悩の経験を直接的な恨みつらみに表現しない。こころの奥深くかみしめそれぞれにふさわしい、すなわち歌を通じて表現し後世に伝えるという止揚の領域に達するのだ。米山正夫との出会いのエピソードがいい。
 米軍キャンプでのジャズ歌手時代をフランク永井と共にしたペギー葉山も元気だ。戦後米軍の占領下であるがゆえに、米兵のために歌ったあらゆるポピュラーソングが、みなジャズとくくられて流行していった事情、ドミノがダメよと聞こえるために苦労した発音のこととか。

 もう一つ観た番組はテレビ朝日の「昭和40年代50年代売上ランキング」。
 昭和40年代売上ベスト(5まで)は下記の通りだという。
  1 女のみち(宮史郎とピンからトリオ)
  2 黒猫のタンゴ(皆川おさむ)
  3 恋の季節(ピンキーとキラーズ)
  4 なみだの操(殿さまキングス)
  5 星影のワルツ(千昌夫)
 石原裕次郎の珍しい映像が復刻放送された。本人の「夜霧よ今夜も有難う」、デュエットで高峰三枝子「二人の世界」、竹脇無我「恋の町札幌」、麻丘ルリ子「500マイル」、石原慎太郎「夜霧のブルース」を歌う映像が目玉。
 続いて、昭和50年代売上ベスト(5まで)は、
  1 およげ!やいやきくん(子門真人)
  2 クリスマス・イブ(山下達郎)
  3 夢追い酒(渥美二郎)
  4 ダンシング・オールナイト(もんたよしのり)
  5 UFO(ピンクレディ)
 布施明の「シクラメンのかほり」。小椋圭の最高傑作の一点にののしあげた曲だ。コメンテータとして出演した徳光和夫が紹介したエピソードがいい。「オリビア・ハッセィと結婚し後に離婚するが、息子が17歳になったときに来日した。布施はどこへでも連れて行くがどこが希望だと聞くと、広島の原爆記念館へと。オリビアが日本の歴史をしっかり理解した息子にと意識して育ててくれたかを知った」と。
 オリコンの記録で百万枚を売り上げたのは、大泉逸郎「孫」、秋川雅史「千の風のなって」の2曲だそうだ。
 ...そんなこんなで、長時間観てしまったのだが、やはり昭和の時代の歌が生活に深く入り込み、こころの糧として根付いていたことを感じた。横においていた酒もずいぶんと減っている。つい飲みこしてしまったかナ...

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