
6年前の2008年3月18日のフランク永井の生誕の日に第1回の開催をした「フランク永井歌コンクール」が、今年で第5回を迎える。
2011年には第4回が開かれようとしていた直前に「311」が発生、やむなく延期を強いられたが、翌2012年3月にみごとな開催を成功裏におこなった。爪痕がなまなましく残るなか、それを開催地では復興の証をなしとげた。そのような「フランク永井歌コンクール」であったが、今年は5回目の開催となり、しっかりと全国に、世界にその歩みを示すものとファンは注目している。
当然地元だけではなくすでに全国に「フランク永井歌コンクール」の名は知れ渡っていて、過去には海外のファンの参加も記録している。エントリーする歌の幅も、歌唱の趣向も回を重ねるたびに深みを増している。優勝者がCDを発売するということまでなされている。
歌手の名がついたカラオケ大会で、毎年このように期待を集めて、熱く開催されるものは、この「フランク永井歌コンクール」以外にない。これは、フランク永井という歌手の人気がしっかりしたものであるというだけではない。フランク永井を生んだ地元がそれを誇りとし、それを行動で証をたてているというところに核心があるのだ。偉大な歌手を誇りとしてたたえ、いま生活を営んでいる人が歌を通じて与えてくれた癒し、こころのかてにたいして、感謝を表している。
このような「フランク永井歌コンクール」が、今年も開かれる。
遠方の方はやや困難はあるが、可能な方はぜひとも観戦してほしいものである。参加者の締め切りはすでに終わっているが、参加者と会をささえる多くのスタッフの熱気をじかに感じてほしい。
こうした取り組みをまるで支援し大きな声援を贈るようなできごとがあった。それは、JR東日本のTVコマーシャルだ。吉永小百合が大崎市の鳴子温泉を紹介している。また仙台四郎という幸福をよぶ言い伝えを紹介するバージョンもあった。
開催場所は、宮城県大崎市松山体育館
3月23日(土)に予選会、24日(日)に決勝大会


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